2012年2月、米ウイスキー・アドボケート誌主催のウイスキー・アドボケート・アワード(注)において、秩父蒸溜所のシングルモルトウイスキーが「ジャパニーズウイスキー・オブ・ザ・イヤー」を受賞いたしました。 それは麦芽造りのこだわりです。私どもは、秩父蒸溜所が操業を開始した2008年に、英国のモルトスター(製麦業者)にて伝統的なフロアモルティングによるモルト(麦芽)づくりを自らの手で行ってきました。このモルトのみを使用し造られた原酒を、ダンネージスタイルの伝統的な貯蔵庫で樽熟成を行うこと3年。ようやく世界的にウイスキーと名乗れる熟成年数に達しました。 イチローズモルト MWR リーフラベル 46% 700ml 使用している原酒は羽生蒸溜所モルトをキーモルトに、数種のモルトをヴァッティング、ミズナラリザーブヴァットで再熟成したブレンデッドです。ピーテッドモルトを多めに使用したことで、スイートさを引きたたせました。最初には奥深い甘みを感じ、やがて複雑な味わいとピート感が口の中に広がります。 やや褐色を帯びたゴールド。ココナッツ、華やか、熟した果物のトップノート。味わいはまろやかな甘みと複雑で深みのある味わい。ハーブ、洋ナシを思わせるフルーティーそしてピーティーさ。穏やかで甘く、深みある余韻が続きます。
カテゴリー:
食品・飲料・酒##飲料・酒##ウイスキー