“大人好みの粋な演出”、龍/ドラゴンを込めたお召地の長羽織…ロング丈の弊社お仕立て上がり品でございます。
羽織(袷)は、季節の装いに大活躍する和装アウターの代表格。一般的には、10月頃から4月頃までが着用のベストシーズン。お洒落に実用を兼ねて…お手元に置かれると大変重宝します。
格調高い本紫色の彩色が誘うこの上ない大人びた表情、艶めいた彩りの濃淡に描き込まれた“異彩を放つ龍の舞”、巧みな意匠が照らし出す“今をときめく和の色艶”、ダイレクトに装いの楽しさを教えてくれるひと品、正に“大人好みの粋な演出”…大人の出で立ちに“さりげないセンスを添えて”。
新品未使用・撮影の為だけに着付けた“仕付け糸付/手縫い仕立て”の一枚、裏地は岡重製の八咫烏柄の生地を使用したお品でございます。
※岡重は、安政2年(1855年)創業の長い歴史を持つ京都の染め匠。Someya“岡重”として親しまれ、時代、時代で常に新しい物作りを探究すると同時に、業種の垣根に囚われない創造力で京友禅の可能性を日々探究しています。また八咫烏(やたがらす)は、“導きの神”として日本神話に登場するカラスのこと。
こちらのお着物は、お召地の素材感を最大限に活かしながら従来ある龍の柄行パターンを忠実に再現しています。どこか懐かしくも新しく…お洒落をこよなく愛する通好みの一枚、貴女のお気に入りとなること間違いなし、弊社にて羽尺より丁寧に仕立てたひと品。
お召は、お召縮緬(おめしちりめん)を省略したもの。織りの着物地の中でも最も高級とされ、光沢と上質なシャリ感が特徴。経糸(たていと)と緯糸(よこいと)に、糸にねじりを加えた撚糸(ねんし)を使い、生地の表面に細かい「シボ」があるため縮緬の名前がついています。他の縮緬よりもコシが強くシワになりにくいという特性を持ち、着崩れしにくく裾さばきがよいため洒落着に向くとされています。また、柄ものには織り生地の凹凸により微妙な陰影の奥行き感があります。
龍は、鳳凰とともに礼装用のきものなどに登場する吉祥文様のひとつ。古代中国で作り出された想像上の動物で、天に昇って雨を降らすと信じられました。その姿は、数種の実在の動物を組み合わせて作られており、角は鹿、頭は駱駝、爪は鷹をモチーフにしたとされています。
“異彩を放って視線を釘付け!”、大人を趣くその表情は正に“異性を放つ個性の出で立ち”…すっきりとしたシルエットと程良い艶感がとても印象的、装いの満足度を叶えて…ひと味違う羽織の味わいを是非この機会に。
採寸表
身丈 : 108cm(肩から)
裄 : 69cm
肩巾 : 34cm
袖巾 : 35cm
袖丈 : 48cm
衽巾 : 5.5cm
前巾 : 16.5cm
襠幅 : 5.5cm
後巾 : 28.5cm
素材 : 正絹(袷)
折代 : 身丈(内揚げ 前-cm・後-cm) 裄(身頃側:3.5cm・袖側:4cm) 袖丈(5cm)
カテゴリー:
ファッション##レディース##着物・浴衣##羽織