松見八百造さんの大判木版画額 『石狩川八ツ目漁』です。
かつて石狩川で行われていた八ツ目鰻漁がテーマです。
松見さんの作品にしては、かなりの大版で、縦27センチ 横38センチです。作品Noは37/100となります。
石狩川ではかつて「カワヤツメ」と呼ばれるヤツメウナギの漁が行われ、昭和後期にはピークを迎えました。
江別市ではかつてヤツメウナギ祭りが開催され、地域に親しまれた食材ですが、 漁獲量の急減により、現在は行われていません。
また、背景の煙が出ている施設は、今は無くなってしまった北海道電力江別火力発電所と昔の王子製紙の工場(規模が縮小された、現王子エフテック工場)が見えます。懐かしい景色でもあります。
さらに、戦時中は王子製紙江別工場で秘密裏に木製戦闘機が作られていたという裏話もあります。
状態は、古いものですので余白に経年変化は感じられますが、刷られている部分は色褪せていません。綺麗な状態です。
ただ、古いものですから新品ということでご理解ください。
この作品も流通しているものはあまりない、貴重な作品だと思います。
よろしくお願いします。
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