金龍 将棋の駒と駒箱になります。
以前、金龍の駒で、昭和12年と23年の駒を所有していた事があります。昭和12年の駒は、金龍の銘が略された銘で、書体も略された芙蓉書でした。昭和23年の駒は、銘がこちらの駒と同じ漆盛りの銘で、こちらの駒より少し上位の書体でした。総じて、こちらの駒はおそらく昭和20年頃の作品だと思います。
金龍の駒で、最上位の書体の駒で「金龍」と「桂月」と銘が入っている駒があります。金龍というのは、書体名ではないのですが、その二つの銘を見ると普通は、桂月作の駒だと思ってしまうのですが、結局 金龍作の方が正解に近いようです。ただし、江戸時代の金龍という駒師ではありません。
駒を駒箱に入れて、お送り致します。
(平箱は、付きません。)使用品に付き、指し傷はあります。駒箱のふた側は、ありません。ただ入れる側だけでも、当時のものですので、貴重です。
金龍の駒は、最上位の書体の駒しか、ほぼ見かけないほどで、こちらの書体はかなり珍しいです。駒権の書体でいうと「宝玉」の書体に近いです。香車の表と裏、歩兵の表が珍しい字体です。
駒木地がかなり堅いですので、おそらく薩摩黄楊だと思います。細かいサンドペーパーで汚れを取り、瀬戸磨きをしましたので、駒が輝いています。
かなりの希少品です。
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