【 刀装具 】江府住辰壽・馬図鐔
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【鍔】馬図「江府住辰壽」
サイズ∶7.65×7.39×0.50cm
重量∶150.2g
鉄地、丸形、鋤彫、鋤残土手耳。
辰壽(辰寿)は江戸時代後期に活躍した金工で、主に鉄を素材にした鐔を手掛けている。
作風は、鍛え肌が出た練り鐔や、磨地のベタ鐔、武州伊藤派を思わせる精巧な地透かし鐔、小透かしや象嵌を入れた埋忠風の鐔、肉厚で重量のある国広や鉄砲鍛冶の国友風のものなどがあり、様々な構図や技法を用いた作品が遺されており、たいへん技量高く上手な職人であったと思われる。
本作は、小柄・笄の櫃孔の無い、いわゆるベタ鐔に分類されるもので、彫口の深い鋤彫(片切彫と違い鏨目の無い磨き込んだ彫口)で馬と風景を表現している。
線彫のみで構成された簡素な略式の構図であり、必要最低限の無駄の無い空間表現は、往年の金家の美意識にも通ずるものがある。
また、ごく僅かに残した土手耳で区切ることで、窓や、物の隙間から垣間見れる、一瞬の景色を抜き取ることに成功している。
耳には鉄骨の鍛え目が表れており、強靭な地鉄であることが解ります。
手に取って愛玩できる極上の一枚です。
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ホビー・楽器・アート##美術品・アンティーク・コレクション##武具